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𓂃こころとからだをつなぐもの

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スピリチュアルのようで、でも科学の話。
目に見えないのに、たしかに存在していて、
日々の気分や感覚にも静かに影響を与えている、こころとからだをつなぐもの𓂅
それは、からだの司令塔とも呼べる細胞「白血球」。

今日はそんな、私が以前から「おもしろいなぁ」と感じていた、からだの細胞のお話をしてみたいと思います。





白血球のバランス=自律神経のバランス

白血球には、大きく分けて2つのタイプがあります。
• 「顆粒球」𓂃 細菌を処理してくれる
• 「リンパ球」𓂃 免疫をつくってくれる

この白血球たちは、自律神経の影響を強く受けています。
• 顆粒球 𓂃 交感神経支配
• リンパ球 𓂃 副交感神経支配

つまり、自律神経のバランスが白血球のバランスにも影響し、それが性格や体質にも反映されていくのです。




白血球と性格・体質の傾向

たとえば──
• アクティブモードな人は、「顆粒球優位タイプ」𓂃じっと座っているより動いてる方が落ち着くような人たちです。
• リラックスモードな人は、「リンパ球優位タイプ」𓂃普段からゆったり行動しているような人たちです。

このバランスが、その人の日常のテンポにも影響するといわれています。


さらに、この違いは肌の色や骨格にも表れるといわれています。

• 顆粒球人間 𓂃活性酸素の影響で肌が少し黒くなりやすい。骨格がしっかりしていて筋肉がつきやすい。
• リンパ球人間 𓂃肌が白く、やさしい性格。骨が細く、筋肉より脂肪が多め。


白血球の比率は生活習慣でも変動します。
子ども時代は多くがリンパ球優位(色白)で、成長とともに顆粒球優位に移行していくのです。




血液型と白血球の関係性

興味深いことに、この白血球の比率は血液型とも関係があるといわれています。
(正確には、腸管の細菌叢のもつ糖鎖が関係しています。)

健康診断などでリンパ球レベルを血液型ごとにまとめると、数%単位ではありますが傾向が現れるそうです。


˗˗˗˗ リンパ球レベルによる血液型別の傾向 ˗˗˗˗
• 〈O型〉 リンパ球人間 𓂃ストレスに強く、持久力あり
• 〈AB型〉 顆粒球人間 𓂃感受性が強く、芸術肌
• 〈B型〉 ややリンパ球人間 𓂃実行力あり
• 〈A型〉 やや顆粒球人間 𓂃情熱的

もちろん、全ての人の性格が完全に血液型に左右されるわけではありません。

日本は血液型のバリエーションが多く、欧米に比べてバランスがとれているといわれています。
この多彩さも、日本人の特徴のひとつなのかもしれませんね。




マクロファージ(白血球)𓇠からだの司令塔

ここからが本題です。
白血球の一種である「マクロファージ」という細胞には、とても重要な役割があります。

🧬 マクロファージの主な働き
• 細菌や異物を貪食・処理する
• 炎症反応の調整を行う
• 他の免疫細胞に情報を伝える(司令塔的役割)
• 組織の修復や再生を促す


マクロファージ(白血球)は全身で再生し、ただ敵と戦うだけでなく、自律神経やホルモンバランスにも影響を与えます。
私たちの身体を恒常的に保つ働きをもっているため、まさに「司令塔」のような存在です。
他の細胞たちは、このマクロファージの意向に従って巧妙に働いているともいわれています。

このマクロファージによって──
骨の強さ、体格、美的感覚、食欲の傾向など、
人の質感のようなものが決まっていく可能性があると考えられているのです。




🪐 統合的な身体観

安保徹氏は次のような視点を提唱していました。

• マクロファージの働きが「自律神経」や「ホルモン系」と深く連動している
• その結果、代謝・骨格形成・体質・感覚などにも影響が及ぶ

ただし、
これは「マクロファージが直接、美的感覚を決める」という意味ではありません。


マクロファージの働きは──
・自律神経やホルモンバランスに影響
・体質、体格、代謝の傾向に影響
・結果的に、人となりにも影響
──という間接的な因果の可能性を示した理論です。




移植で性格が変わるってほんと?

移植手術のあと、「人が変わったようだ」と感じるケースがあります。
理論的には、他人のマクロファージが体に入ることで、
行動や感覚に変化が起きる可能性があると考えられています。


꙳科学的に明確に証明されているわけではありませんが、
臓器移植のあと「好みや感覚が変わった」と語るケースもあります。
マクロファージのような免疫細胞が影響している可能性も、仮説として研究されています。
(あくまで個人差あり)


一見、スピリチュアルな現象のように思えることも、実は科学で説明できる部分がある──
これがとても面白いと感じたところです。



𓂃こころは、からだとともにある

私たちは、性格や行動を「脳」や「遺伝子」だけで決めると思いがちです。
けれど、体調が悪いと考え方がネガティブになるように、「思惟する精神」そのものも、マクロファージという細胞の働きに支えられているのかもしれません。

𓂅つまり、マクロファージに使われている存在に過ぎない可能性がある

──ということだそう。



こころとからだは、私たちが思っている以上に深く、静かにつながっている。

そのつながりを感じる感性こそが──
生きる力の源なのかもしれません𓃻




📖 参照:医療が病いをつくる(著:安保徹)

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